玉旭酒造
「おわら娘」や「風の盆恋唄」など、八尾らしいお酒を造り続けてきた「玉旭酒造」。蔵では、その日の献立に合わせて選んでもらえるよう何種類ものお酒を造っているが、なかには、5年前も杜氏となった玉生貴嗣さんが創り出したものも。高山植物の酵母を使った「月の蜜」や、チューリップ酵母使用の「咲いた咲いた」などである。洋食や中華の日もあるのだから、あえて和食に合わないものを・・・・と、酵母から独自で開発。しかし、それは、伝統の味を守ってこそ。「新酒をお客様にお届けすると、以前と比べてどうかなど、さまざまな感想をいただきます。お叱りを受けることもありますが、気にかけていて下さる証拠。うれしいです」。200年もの蔵の歴史は、大勢の人の支えの賜物なのだ。
●玉旭 にごり酒[1.8ℓ 1,890円]/ほんのりと甘味があり、ロックで飲むと味わいが変化。焼肉などに合う。
●おわら娘 上撰本醸造[1.8ℓ 1,927円]/淡麗な中に、コクと旨みを感じる辛口のお酒。熱燗で飲んでも美味しい。
●おわら娘 秀撰本醸造[1.8ℓ 1,713円]/辛口本醸造の普及タイプ。晩酌で気軽に飲める価格ながら、味は本格派。
●おわら娘 大吟醸[1.8ℓ 3,570円]/上品な口あたり。刺身や焼き魚、煮物が食卓に上ったときにおすすめ。
八尾の街中にあるとは思えないほど、内部は広い。予約で見学もできる。
玉旭酒造
富山市八尾町東町2111
TEL.076-455-1331
http://www.tamaasahi.jp/