富美菊酒造
普通酒以外は、すべて最高級酒である大吟醸と同じような手間をかけて酒造りを行う。例えば、米は手で洗った後、小分けし、水を吸わせる時間を秒単位で調整。当然、仕込める量は限られてしまうが、口に含んだ時の香りや喉ごしがよく、キレイな余韻が残る美味しい酒造りのためには、譲れないことだという。保管もタンクではなく、ビンに詰めた状態で品質を管理。杜氏として酒を仕込むのは、蔵元の羽根敬喜さんだ。「こだわると、キリがない世界。ただ、心を込めて一生懸命造れば、お酒に伝わる気がします」。予想外の経過を経ながらも素晴らしい出来栄えとなり、神様が下りてきたのでは・・・・・と、思うこともあったとか。そんな謙虚さが、味にもにじみ出ているように感じた。
●羽根屋 富の香仕込[720ml 1,450円]/県の開発米「富の香」を使用。ふんわりと優しいフルーティーな香がする。
●羽根屋 限定あらしぼり[720ml 1,400円(12月下旬~1月初旬)]/この時期ならではの、季節限定品。味わい豊かで、米の旨みが際立つ。
●羽根屋 純米槽しぼり[720ml 1,365円]/もろみを入れた袋に手で圧をかけてしぼり、雫だけを詰めた辛口のお酒。
●富美菊 本醸造しぼりたて生酒[720ml 1,250円(季節限定品)]/米の旨みが見事に引き出された一品。まろやかな味わいや深いコクが特徴。
富美菊酒造
富山市百塚134-3
TEL.076-441-9594
http://www.fumigiku.co.jp/