新川エリア 新川風 里芋の煮たもん
新川の醤油でほっくり煮込んだ、郷愁を誘うふるさとの味

新川地域で煮物を意味する“煮たもん”は、旬の素材をシンプルに味わう家庭料理。秋の煮物の定番、里芋の煮物は、新川地区でも古くからおふくろの味として親しまれてきました。最初にダシでしっかり下味をつけてから新川の甘口醤油でコトコトと煮込んだ里芋は、中までよく味が染み、新米の季節は白いご飯が進みます。ほろりと崩れるように柔らかく、粘りのある食感も味わいの要素。身も心もほっこりあたたまる素朴な煮物が、どことなく郷愁を誘います。