新川エリア 筍と昆布の煮たもん
琥珀色に染まった筍を、とろける昆布とともに

富山では、筍はこうじ味噌と昆布でコトコト煮るのが一般的ですが、新川地区では味噌の代わりに醤油で炊くのも、昔から親しまれてきた“煮たもん”料理のひとつ。春の訪れを感じさせる筍特有の香りを逃さないために、味つけは濃口醤油でシンプルに。琥珀色に染まった筍は、適度な歯ごたえを残し、ひと口噛むごとにやさしい甘みとダシの旨みが広がります。古くから昆布文化が根づく富山では、柔らかく煮込んだ昆布も一緒に味わいます。
琥珀色に染まった筍を、とろける昆布とともに
富山では、筍はこうじ味噌と昆布でコトコト煮るのが一般的ですが、新川地区では味噌の代わりに醤油で炊くのも、昔から親しまれてきた“煮たもん”料理のひとつ。春の訪れを感じさせる筍特有の香りを逃さないために、味つけは濃口醤油でシンプルに。琥珀色に染まった筍は、適度な歯ごたえを残し、ひと口噛むごとにやさしい甘みとダシの旨みが広がります。古くから昆布文化が根づく富山では、柔らかく煮込んだ昆布も一緒に味わいます。
筍料理のなかでも醤油と砂糖、みりんで味つけをしたシンプルな煮物は、家庭料理の定番です。ダシには、昆布のほかに鰹節もよく使われ、そのままトロトロになるまで一緒に鍋で煮込めば、筍に絡んで味わいがいっそう深まります。筍料理は、まず糠と鷹の爪で湯がいてアクを抜き、皮をむいてもう一度茹でて・・・と、下ごしらえに少々手間がかかりますが、独特の風味や食感を堪能できるのは、やはり旬の時期だけの楽しみです。
新川地区の宿泊施設で使われている醤油は、すべて地元で醸造されているもの。立山連峰の雪解け水を源流にした豊富で良質な水が、新川のおいしい醤油を生み出しています。それぞれの宿の周辺には醸造所が点在しているため、造りたての醤油が新鮮なまま届けられるのも地元産だからこそ。新川生まれのおいしい醤油が、料理人の手によってさまざまな味の引き立て役となり、訪れる人の舌を魅了しています。
※都合により一部、ご当地ならではの飲み物をご提供する場合もございます。
TEL.0765-24-1220
TEL.0765-33-9222
TEL.0765-33-9321